チカン刺繍のショール アヒムサシルク

2016.11.01 Tuesday | category:チカン刺繍

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    今回も時間がかかりました。

     

    ラクナウからアヒムサのショールが届きましたよ〜〜〜

     

    さてまずはアヒムサのお話。

     

    アヒムサの語源はジャイナ教のアヒンサーという不殺生、非暴力の教えから来ています。

     

    インドには様々な宗教がありますが、ジャイナ教はかなり個性的な宗教ではないでしょうか?

     

    ヒンズーと仏教をミックスしたような・・・ なんとも慈愛に満ちた宗教。

     

    現在は在家信者と出家信者がいらっしゃるようで、とくに出家されている方々は激しい、凄まじいベジタリアン。

     

    一切の殺生を禁じられています。在家信者もアヒンサーの戒律に沿った生活をされている方々が多く

     

    ベジタリアンやヴィーガンです。従事される職業も小さな生き物を殺してしまう可能性がある

     

    農業や漁業、林業などに携わらず、宝石や金などを扱う仕事をされている。

     

    その為、裕福な人が多いのも特徴です。

     

    では、彼らは何を着ますか?普通のシルクは着れますか?通常のシルクはお蚕さんの命をいただく布です。

     

    彼らは着れません。(ゴージャスなカディコットンのジャムダニサリーなんかはジャイナのマダムたちに大人気ですよ。)

     

    しかし、アヒムサシルクなら着れちゃうのです〜〜〜^^

     

    これ見て!!

    IMG_6420.jpg

     

    タッサーシルクの繭からお蚕さんが羽化した後です。大きな穴が開いていますね〜〜〜^^ 感動します〜〜〜

     

    アヒムサシルクはお蚕さんが飛び立った後の繭を紡いで、織り上げたシルクです。誰も死んでないよ〜〜〜!!

     

    だから不殺生。ジャイナ教徒やヒンズーの高位カースト(彼らも殺生を嫌います。)の人たちが着用できるシルクなんです。

     

    この仕事を始めたころはお蚕さんの命のことなど気にもかけませんでした。

     

    でも取引先のマダム達・・・マーラさん、ヴィドヤさん、エヌさんなどの高位カーストの女性たちのお話や生活スタイル

     

    シルクに対する深いジレンマなどをお聞きしているうちに、自分も影響を受けたんです。

     

    シルクって命の布だなぁ・・・って思ったんです。そしてお蚕さんに空を飛んでほしいなぁ〜って・・・

     

    すべてのシルクをアヒムサにしたいなぁ〜って・・・

     

    だからいつか、アヒムサの素晴らしい布を作ってみたいって!!

     

    プレーンなものです。

    derib8.jpg

     

    これは手紡ぎ、手織りの無漂白のアヒムサシルク。ナチュラルなお色です。

     

    大きな穴の開いた繭から糸を引きだし、紡ぎ、織り上げることは本当に難しい・・・

     

    通常の何倍もの時間と労力が必要とされています。だからお値段も高いし、生産数も少ないんです。

     

    derib7.jpg

     

    アヒムサはカディなので、通常のタッサーシルクよりも温かく起毛しています。

     

    フシも多く、素朴で天然の縞模様が見て取れます。

     

    この縞模様の景色に美を感じる。だからあえて無漂白のナチュラルなものを選びました。

     

    しかしこのままでは素朴すぎるので、チカン刺繍のお化粧を施し、どこに出しても恥ずかしくない

     

    大判のショールを作りました。

     

    ご覧ください。

    005.jpg

     

    全面でございます。刺繍スレッドで巧妙にフシを隠しつつフラットに仕上がるようにしました。

     

    109233787_04.jpg

     

    アヒムサのワイルドな縞の景色の上に優美なムガールのモチーフが炸裂しておりますよ^^

     

    スレッドはあえてコットン。それも極細のコットンスレッドでお願いしました。

     

    せっかく不殺生のシルクがベースなのに、刺繍糸が普通のシルクでは台無しです。この子はジャイナ教徒やヒンズーの

     

    高位カーストの女性でも身に着けられるベジタリアン仕様なのです(笑)

     

    109233787_02.jpg

     

    作り手さんたちである、ラクナウの女性たちは初めての素材だと言っていました。

     

    ていうより・・・アヒムサシルクを知りませんでした。

     

    イスラム教徒のチカン刺繍とジャイナ教徒のアヒムサが出会うことは、やはり今まで無かったんでしょうね。

     

    ボーダー・・・

    109233787_01.jpg

     

    ベースと同系色のモチーフですが、すごい立体感と一体感が出ています。

     

    裏・・・

    109233787_03.jpg

     

    裏もキレイでしょ〜〜〜

     

    素晴らしい技術ですね。

     

    もう一枚、裏・・・

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    この子は初めはショールとして、飽きたらお洋服を作って素晴らしいですよ^^

     

    大判ですので可能です。

     

    透け感・・・

    034.jpg

     

    元からこんな姿です!みたいな一体感を感じる。

     

    035.jpg

     

    陽の中では温かいお色になります。

     

    纏うと・・・

    103.jpg

     

    この子は大きいので巻くというより、纏った方がいいです。

     

    105.jpg

     

    ジャイナのマダムたちに褒めてもらえるでしょうか?

     

    私は少しずつですが、お蚕さんに対する感謝とごめんなさいの気持ちをアヒムサを扱うことで

     

    自分に問うて行きたいと思っています。

     

    そして、こんなシルクがあるインドをますます大好きになるんです!! インドすごい!

     

    041.jpg

    サイズ109cmX230cm  <Sold Out>

    商品ページはこちらから〜

     

     

     

    アヒムサシルク・・・インドにはこんな布があることを皆さまに知っていただきたかったです^^

     

    そしてインドの布って面白いなぁ〜〜〜って思っていただけたら嬉しいなあ!!

     

     

     

     

     

     

     

    お問い合わせはこちらまで^^

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     


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    カンタ刺繍・カンタストールを中心に、インドより買い付けた素朴ながら息をのむような美しさの刺繍の布製品を取り扱っております。

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    Mina Kamiya
    Viaje のバイヤーを担当しています。
    好きな言葉「COTTON」「LINEN」「SILK」「KASHMIA」…
    そして「刺繍」…職人魂を感じる布に出会うことを夢見つづける布フェチ…
    今日もまだ見ぬファブリックを探してPCと格闘しています。

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