ダブルサイドウォーベンのパシュミナ

2015.03.03 Tuesday | category:カシミア&ウール

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    インド・バングラの買い付けの旅も

    差し迫ってまいりましたがっ・・・

    今日は一枚だけとびっきりの子を

    ご紹介させて下さい^^

    あるお客さまのお取り寄せのお品です。


    お客さま・・・「素材を極めた最上級のシンプルな

    パシュミナショールはありませんか?」

    さて当店はウェブショップですので素材感の伝わりにくい

    シンプルな極上系の布は扱いません。

    しかし・・・得意です^^

    いや・・・かなり得意です(キリっ!)


    そこでリクエストをいただいたお客さまには・・・

    ジャンムーカシミール州、ラダックの標高4500メートル以上の
    チャンタン高原に生息するパシュミナ・ゴートの原毛のショールであること。

    シックでお洒落なデザインの大人パシュミナであるということ。

    繊維の一本までクリーンであること。

    こちらの3つの条件を満たしたシンプルなパシュミナをご用意しました。


    こちらでございます。


    ベージュブラウン面




    裏表のお色が違います。

    これをダブルサイド・ウォーベンといいます。

    もちろん手紡ぎ、手織りです。

    この子はベージュブラウン&オリーブの組み合わせ^^

    10万円を少し超える高価なパシュミナショールです。

    とてもシックでラグジュアリー

    聡明で知性すら感じます。

    オリーブ面



    改めて、この子はパシュム・ラダックというNGOが制作している

    ダブル・サイドウォーベンのパシュミナショールです。

    Viajeがここのパシュミナに惚れ込んでいる理由は

    いくつかあります。

    もちろん、本物で極上のお品ということは当たり前なのですが・・・

    パシュム・ラダックはNGOなので悪名高く、胡散臭い

    中間業者が一切入っていません。

    利益は今まで中間業者に搾取され続けていた、織りや刺繍などの職人さんたちの

    生活保護と育成に充てられています。

    そして、もう一つ忘れ去られがちなラダックの

    ノマド(遊牧民)たちのこと・・・ここがむちゃくちゃ重要!!!

    パシュミナ・ゴートの毛を刈り取る遊牧民たちとの原毛の

    フェアトレードを行っています。

    これが決め手でした。


    さて、少し長くなりますがラダックの遊牧民の話をさせてください。

    ラダックの遊牧民を取り巻く環境は酷いものです・・・・

    私たちなら高山病でダウンしてしまいそうな標高4500メートル以上の

    極寒のチャンタン高原で彼らは放牧と原毛の刈り取りをしています。

    しかし、このパシュミナ・ゴートの原毛は中間業者によって買いたたかれ

    搾取されつづけています。

    その為、遊牧民はとても貧しいのです。

    そんな彼らが生活に困窮すると、何をするのか?

    パシュミナ・ゴートと同じ生息地に住むチルー(チベタンアンテロープ)の

    密猟に手を染めます・・・・(涙)

    このとてつもなく美しい生き物がチルー


    精霊のように美しいチルーの原毛で織られた布がシャトゥーシュです。
    (通称リングショールです。)

    でもチルーは絶滅危惧種です。

    ワシントン条約により取引が禁止されています。

    しかし、年間約2万頭のチルーが遊牧民たちと密猟者によって

    殺されています。

    チルーの原毛はビクーニャやパシュミナ・ゴートと違い、

    毛だけを刈り取ることが出来ません。

    殺して皮ごと剥ぐんだそうです・・・・・・・

    さらにインドでもタイでも日本でもシャートゥーシュの密輸で

    逮捕者が出ています。

    一枚のシャトゥーシュのショールに3頭から5頭分の命が使われています。

    遊牧民とのパシュミナの原毛のフェアトレードや援助はチルーの命を守るためにも

    急務であり、職人さんの保護や育成と同じぐらい大切なことだと思います。


    「でも、シャトゥーシュなんて見たことないんですけど・・・・・」

    いえいえ、インドを旅すると結構な確立で遭遇します。

    私はジャイサルメールやジャイプールなどの観光地にある

    外国人用のお土産屋さんに毛がはえたようなお店で見かけました。
    (今から思うと通報レベルですよね・・・)

    「一番、良いものを見せて。」と頼むと、棚の奥の方から

    ごそごそと出してきますよ・・・

    6年前の無知な私は生きたチルーの美しさも知らず、そのショールを

    買わなかったけど触りたいと思ってしまいました・・・

    とても、とても恥ずかしいです・・・・・


    そんなことがあったから、パシュミナを扱う時は細心の注意を払いたい。

    遊牧民の刈りの手から、職人たちの紡ぎの手、染めの手、織りの手、刺繍の手

    パシュミナに携わるすべての手とチルーやパシュミナゴートなどの美しい命に

    気を配れる人たちとの取引をしたいと思っています。

    最初から最後まで、繊維の一本までクリーンな、布を扱う私も

    お嫁に貰ってくださるお客さまも罪悪感とは

    無縁のパシュミナをご紹介したいです。

    そういった点を考慮するとこちらのNGOはマストだと思いました。

    もう・・・惚れぼれ〜〜〜




    お店に並んでいる、JAAL刺繍のパシュミナも同じNGOのもので

    とても豪華で美しいのですが、シンプルな織りはダイレクトに

    素材感が伝わります。

    よくあるスカスカのゆるい織りではなく、織りの目がしっかりとした

    タイトな織りのショールです。サイズが100cmx194cm フリンジ1cm 重さは200g

    B.Kさま・・・・・贅沢すぎるライナスのブランケットでございますっ!!


    そして私も購入を考えております。

    この子と・・・


    この子・・・


    あぁぁぁ〜〜〜  どっちにしよう・・・・・

    すごく、迷います・・・・





    お問い合わせはこちらまで^^







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    カンタ刺繍・カンタストールを中心に、インドより買い付けた素朴ながら息をのむような美しさの刺繍の布製品を取り扱っております。

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    Mina Kamiya
    Viaje のバイヤーを担当しています。
    好きな言葉「COTTON」「LINEN」「SILK」「KASHMIA」…
    そして「刺繍」…職人魂を感じる布に出会うことを夢見つづける布フェチ…
    今日もまだ見ぬファブリックを探してPCと格闘しています。

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