店長の部屋!

2019.05.17 Friday | category:

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    皆さまこんにちは。一部熱狂的なファンでおなじみのヒール店長が帰ってきましたよ!いやー長かった!

     

    えっ呼んでない?いやいや、今回はバイヤー神谷が多忙のため、急きょリリーフに上がった次第です。

     

    最後までよろしくお付き合いくださいね。

     

    さて、その多忙のバイヤー神谷ですが、現在大量の新入荷商品の撮影と採寸に追われています。

     

    さらに細部までくまなくチェックして(今日は一枚小さな小さな破れがあるものを見つけて激しく落ち込んでいました)

     

    もうちょっとで皆さまのお目にかかるところまで来ています。こうご期待!です!

     

    これを読んでいただけた方にだけこっそりお知らせしますが、次はムンバイから来日した木版軍団が来襲します!

     

    この木版がまた!違いがわかるゴールドブレンドではなくても理解できるくらいのすばらしいクオリティです。

     

    製作現場は今ごろ、新作の天日干しの作業に追われているはずです。40度を超える気温と殺人的な日差しが

     

    これらの布を芸術品に変えてくれるそうですよ。

     

    こんな感じです!

    手織りリネンシルクのアジュラックです!!

     

    ここじゃないとできないんだなあと思わせてくれる、そんな逸品間違いなし!です。楽しみですね〜!

     

    というわけで、大好評のこぼれ話にまいりましょう。

     

    このアジュラックですが、実は今回バイヤー神谷にはひそかな野望がありました。

     

    「スペシャルなパシュミナにスペシャルなアジュラックプリントを施し、ヴィアジェスペシャルをオーダーする!」

     

    さて、現地ではバイヤー神谷が大喜びでストックの山の中から目ぼしいものを大騒ぎでピックアップしています。

     

    以下はサフライズ氏と僕の交渉の顛末です。このサフ氏、恐ろしいほどの布ヲタクだということに気づかされますよ・・・。

     

    て:ところであなたの工房ではいろいろな素材を扱っているね

     

    サ:わかるか?私たちはコットンでもただのコットンじゃない。シルクもありとあらゆる素材を扱うのさ

     

    て:そうだね。僕は布のことはあんまり詳しくないけど、バイヤーの彼女ががすごいすごいと騒いでるよ

     

    サ:あの女性はどこで修業したんだ?かなり正確に素材を言い当ててるな

     

    て:いや、修業はしてないけどホントに布が好きなんだと思うよ

     

    サ:そうか、だったらこの工房の作品の違いもわかるはずだ。きっと満足できるよ

     

    て:ところで・・・ここにはパシュミナ素材のプリントはないの?

     

    サ:・・・・・

     

    て:実は、今回あなたにお願いがあるんだけど、もしも

     

    サ:(さえぎるように)いや、パシュミナはよく知ってる

     

    て:いや、だからパシュミナの

     

    サ:(さえぎるように)パシュミナは厄介だ。あれは本当に繊細で、いつも壊れてしまう。もう何十回も何百回も試したんだ。

    うちのファインウールは見たことあるか?あれとは全く違うんだぞ

     

    手前はファインウール&アジュラック、後ろが実験用のパシュミナマテリアルです

     

    て:えっ?これと同じようにただ染めてプリントしてくれるだけでいいんだけど

     

    サ:ただ染める?何を言ってるんだ?

     

    て:えっ?これは染めるんじゃないの?

     

    サ:・・・コットンとシルクでは工程が大きく違う。もちろんウールもだ。

    煮て、削って、絞って、レジスト(注・はじく素材を塗る)を施してさらに煮てから干す。

    次にプリントだ。これも染料が違うから、相性の問題も出てくる。ボケボケのモチーフなんて

    見たくないだろう。さらに色を重ねる。乾かした後、水洗いをしてからまた干す。また洗う。干す。

    これをパシュミナでやったらどうなると思う?

     

    て:・・・あなたならできると思うんだけどなあ

     

    サ:それは不可能だ。少なくとも今のところは。もちろんひいじいさんやじいさん、父親もいろいろ試した。

    自分だって手を尽くしたんだ。だけど初めの工程の時点で、素材がバラバラになってしまうんだ

     

    て:ええっ!

     

    サ:タッサーやムガも相性が悪い。その点、マトカやリネン、ドゥピオンやチャルカなどは耐えてくれるんだ

     

    て:・・・それって全部試したの?

     

    サ:もちろんだ!今も新しい染料の相性の研究をしてるよ。混ぜ合わせる容器も銅やステンレス、鉄やプラスチックで

    かなり変化するぞ

     

    て:いったいどんな仕事をしてるんだろう?想像できないよ

     

    サ:じゃ機会があったら5月に来るといい。水洗いした大量のマテリアルを屋上で天日干しするんだけど手伝うか?

    このシーズンの気温と日差しがないとできないものも多いんだ

     

    て:(働いてる職人さんを見ながら)死にそうだな・・・みんな働いてもう長いの?

     

    サ:ほとんどが二代、三代続けて働いてる。自分も四代目だしね。だからさらにアジュラックの可能性を広げたいんだ

     

    て:そこで今回のパシュミナ

     

    サ:(さえぎるように)だから無理だと言ったろう!しつこいなあ!(爆笑)

     

    いかがでしたでしょうか。絵にかいたようなぎりぎりの交渉でしたね。失敗でしたが・・・。

     

    この話を後でバイヤー神谷に伝えたところ、非常に衝撃を受けておりました。

     

    店長もたまには使えるなと思っていただけると幸いです。また心温まるブーイングをお待ちしています。

     

     

     

     

     

    お問い合わせはこちらまで^^

     

     

     


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    カンタ刺繍・カンタストールを中心に、インドより買い付けた素朴ながら息をのむような美しさの刺繍の布製品を取り扱っております。

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    Mina Kamiya
    Viaje のバイヤーを担当しています。
    好きな言葉「COTTON」「LINEN」「SILK」「KASHMIA」…
    そして「刺繍」…職人魂を感じる布に出会うことを夢見つづける布フェチ…
    今日もまだ見ぬファブリックを探してPCと格闘しています。

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